【出典】 |
本草綱目、神農本草経 中品 |
【別名】 |
キハダ、檗木(バクボク)、黄檗(オウバク)
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【成分】 |
アルカロイドのベルベリン(berberine)、パルマチン(palmatine)、マグノフローリン(magnoflorine)、フェロデンドリン(phellodendrine)、ヤテオリィジン(jateorrhizine)、苦味成分のオウバクノン(obakunone)など |
【効能】 |
解熱、消炎、健胃整腸、利尿、抗菌
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【薬理作用】 |
清熱燥湿・瀉火解毒・清虚熱
利尿・健胃作用もあり、外用すると皮下溢血の吸収をよくする。
黄色ブドウ球菌の増殖阻止作用。胆汁分泌促進作用。 |
【臨床応用】 |
苦味健胃薬および整腸薬・消炎性収斂剤として、胃腸炎・腹痛・黄疸・下痢などの症状に用い、また、打撲にも外用する。 |
【性味】 |
味は苦、性は寒 |
【帰経】 |
腎・膀胱・大腸経 |
【処方】 |
温清飲、黄連解毒湯、荊芥連翹湯、七物降下湯、半夏白朮天麻湯など |
【用量】 |
内服は、3~12g、外用は適宜 |
【使用上の注意】 |
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【産地】 |
日本、中国、韓国 |