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 オウバク・・黄檗

オウバク・・黄檗

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オウバク・・黄檗
【基 原】
シナキハダPhellodendron chinense Schneiderまたはその他同属植物(ミカン科Rutaceae)の周皮(コルク皮)を除いた樹皮を乾燥したもの。日本にはヒロハノキハダP. amurense Rupr. var. sachalinense、オオバキハダP. amurense Rupr. var.japonicum、ミヤマキハダP. amurense Rupr. var. lavalleiなどが分布する


オウバク・・黄檗
【出典】 本草綱目、神農本草経 中品
【別名】 キハダ、黄柏(オウバク)、檗木(バクボク)
【成分】 アルカロイドのベルベリン(berberine)、パルマチン(palmatine)、マグノフローリン(magnoflorine)、フェロデンドリン(phellodendrine)、ヤテオリィジン(jateorrhizine)、苦味成分のオウバクノン(obakunone)など
【効能】

解熱、消炎、健胃整腸、利尿、抗菌

【薬理作用】 清熱燥湿・瀉火解毒・清虚熱
利尿・健胃作用もあり、外用すると皮下溢血の吸収をよくする。
黄色ブドウ球菌の増殖阻止作用。胆汁分泌促進作用。
【臨床応用】 苦味健胃薬および整腸薬・消炎性収斂剤として、胃腸炎・腹痛・黄疸・下痢などの症状に用い、また、打撲にも外用する。
【性味】 味は苦、性は寒
【帰経】 腎・膀胱・大腸経
【処方】 温清飲黄連解毒湯荊芥連翹湯七物降下湯半夏白朮天麻湯など
【用量】 内服は、3~12g、外用は適宜
【使用上の注意】  
【産地】 日本、中国、韓国

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