免疫力向上には・・・癌と免疫力
免疫力向上には・・・癌と免疫力
医学会でもっとも注目されている免疫療法ですが、具体的には免疫力を向上させるためにどのような治療を行なっているのでしょうか。あまり聞きなれないかもしれませんが、それには免疫賦活剤というものが広く利用されています。これは、主にリンパ球の働きを強化して免疫機能を向上させることを目的としています。
今の時点では、日本においてキノコ抽出の免疫賦活剤として厚生省に認可されているのは、カワラタケから抽出されたもの、シイタケから抽出されて精製されたもの、そしてスエヒロタケから作られたものの三種類です。しかしこれら抽出物には副作用もあるのです。
どれも元になっているのは「きのこ」であるという共通点が見られます。昔からきのこに関する言い伝えは数多くあります。きのこを良く食べる人は成人病などにかからないという言い伝えは、世界各国にあるといってよいでしょう。
日本でも、山に住む人たちを中心として、きのこに込められた力を崇めていたようです。
近年、サルノコシカケやカワラタケ、万年茸(霊芝)を培養して作った薬が、胃潰瘍や癌、糖尿病・血圧に効くといった話をお聞きになったことがあると思います。中国などでは紀元前の昔から漢方薬としてもよく用いられていました。