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膀胱炎の治療対策は漢方薬

反復する膀胱炎の治療と予防

食生活の不摂生が原因で脾胃に湿熱が生まれる。

辛いもや脂っこいものが好きな人や、お酒をよく飲む人は脾胃に湿熱がたまって、外邪の湿や熱に反応しやすくなります。
このような人が膀胱炎を起こすと、膀胱が過敏な状態になって、体内の湿熱の影響を受けやすくなり、炎症を繰り返すことがあります。
脾胃と膀胱の湿熱を除く働きのある「平胃散」と「黄連解毒湯」の併用した処方を用います。
この処方は、治療ばかりでなく、再発防止に用います
ストレスが原因で、肝に湿熱が生まれる
ストレスや情緒不安定が原因となって、体内に湿熱が生まれることもあります。この場合、ストレスが強い時に膀胱炎になりやすいのが特徴です。治療は、精神情緒をコントロールしている肝の働きを正常に戻すことが中心になります。
膀胱炎を繰り返す、いらいらしやすい、怒りっぽいという症状に加え、目が充血する、口が苦い、舌が紅く黄色い苔があるといった熱性の症状があれば、「竜胆瀉肝湯」をふだんから服用しているとよいでしょう。

熱性の症状より、イライラや情緒不安定が主である場合は、肝の働きを正常に戻す加味逍遥散などを予防薬として用います。

心の熱が影響して、混濁尿を伴う膀胱炎を繰り返す

米のとぎ汁のような混濁尿を伴う膀胱炎を繰り返す場合は、体内の寒と熱のバランスが崩れて、心に熱が発生した状態と考えられます。動悸や不眠、腰の冷えやだるさを伴うこともあります。

ふだんから清心蓮子飲を服用し、心の余分な熱を除き、熱によって消耗されたエネルギーを補うことが必要です 。
排尿をコントロールする機能が失調し、冷えると膀胱炎を起こす
寒い場所に長時間いたり、下腹部を冷やすと膀胱炎が起こる場合は、体を温める腎の機能が低下して、排尿をうまくコントロールできなくなっていると考えられます。

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