前立腺肥大の外科治療
外科手術は最良の緩和をもたらします。最も一般的な処置は、医師が尿道に内視鏡を通して前立腺の一部を取り去る、経尿道的前立腺切除術です。この処置は外科的切開を必要とせず、麻酔薬は通常脊椎穿刺によって与えられます。しかしながら、この処置を行った男性の5%ないしそれ以下で、その後もまだ若干の尿失禁があります。稀に性的不能になったり、尿道の拡張が必要になったり、あるいは3年以内にもう1回経尿道的切除術が必要になる人もあります。これに代わるものとして、レーザーを備えた内視鏡が、前立腺の組織を焼くために使われることがあります。これは神経への損傷が少なく合併症も少ないのです。しかしながら、この処置の長期的な経過に対する研究はまだ行われていません。その他の最近開発された治療としては、極超短波加熱を使って前立腺の組織を減らしたり、膀胱を広げるためにバルーンを使う方法があります。