病気解説

◎内耳炎

激しい頭痛、めまい、発熱、腹痛などをともなう。症状が激しい。おう吐物に血が混じる。原因がわからない。特に耳鳴り、難聴、めまい、ふらつき、嘔吐・吐き気などをともないます。→耳鼻科を受診する。

◎軟性下疳

性交によって感染する病気ですが、現在ではほとんどみられない性病です。デュクレー菌の感染で起こり、一〜七日間ぐらいの潜伏期をへて発症します。外陰部や膣に潰瘍ができ、そののちそけいリンパ節が化膿してはれてきます。 治療はサルファ剤などの抗生物質の内服で、一〇日間ぐらいでなおります。

◎日射病

絶えず続く頭痛に、めまいをともなう。→救急車を呼び病院へ運ぶ。

◎乳ガン

好発年齢は、やはり閉経期前後なのですが、ときには若い人に発病することもあります。 症状の第一はしこりです。しこりは、非常にかたく、さわっても押しても痛みはありませんが、その表面はゴリゴリとした手触りで、形は不定形のことが多いものです。また、進行につれて、しこりは周囲の組織に癒着しているために乳房や乳首が変形したり、陥没してきます。 治療のポイントは、まず早期発見につきます。最近では、ガンへの関心が高まり、小さなしこりのうちに治療するケースが多く、根治的乳房切断を行うことで九割までが完治しています。

◎腎臓結石・尿管結石

横腹の左右一方が痛み、血尿、冷や汗、吐き気などをともないます。右上腹部が痛めば右腎結石、左なら左腎結石の疑いがあります。泌尿器科を受診してください。 石が小さい場合は、利尿剤を用いたり水分を大量に摂ったりして、石を尿で流し出します。痛みが強ければ、鎮痛剤を投与することもあります。

◎尿失禁

尿が自然にもれてしまうことをいいます。若い人にはほとんどみられませんが、中年の女性は、ほとんどの人がお産の経験があるので、多少の差はあっても膀胱括約筋がいたんでいることがあるので、ちょっとした腹圧がかかっても、どうしても自分の意志におかまいなくお小水がもれてしまうのです。 また、何人も子供を産んだ人とか難産で膣が広がりすぎたり、子宮が膣のほうに垂れ下がってきている人は、ちょっとしただけでももれることがあります。 女性の尿道の構造は、男性にくらべて非常に短い関係上、お産や手術の経験に関係なく、中年ぶとりなどで、下腹部に脂肪がついてきて、それに圧迫されるだけでも失禁することがあります。 尿のもれ方があまりひどいときは、手術によってある程度なおすことができます。 なかにはせきやくしゃみに関係なく、もれっぱなしということがあります。これは尿管や膀胱、尿道などが破れていて、膣や直腸のほうに、いつでも尿がもれ出ているからです。 原因は、難産で産道が傷ついたために尿道まで傷ついてしまった場合や、子宮や卵巣の手術の際に尿管を傷つけてしまったとき、ガンの治療のために放射線の照射を受け、そのために膀胱や尿道、尿管の一部がいたんでしまったときなどです。

◎尿失禁による外陰掻痒症

尿道の緊張がゆるんで、ちょっと下腹部に力を入れただけで尿がもれるようになると、尿のために外陰部がいつも湿った状態になります。このために炎症を起こしやすくなるので、たびたび下着をとりかえて、清潔にしていないと、かゆみを感ずるようになります。

◎尿道炎

排尿時に尿道の鈍痛、灼熱感、かゆみ。男性に多く、陰茎に痛みやかゆみが現れることもある。細菌感染によるもので、淋菌性と非淋菌性とがある。→泌尿器科を受診する。

◎尿道狭窄

出がわるく、排尿に時間がかかる。ひどくなるとポタポタとしかでない。

◎尿道結石

排尿中に尿の出が突然止まる。尿道に何かつまった感じ。

◎尿閉

尿が出ない。

◎熱射病

絶えず続く頭痛に、めまいをともなう。→救急車を呼び病院へ運ぶ。

◎ネフローゼ症候群

子供のむくみ。初期はとくにまぶたが目立つ。

◎うつ病、ノイローゼ

頭痛はするが痛む場所や痛み方が変化する。ふらつきやめまいをともなうことが多い。

◎脳動脈硬化症

絶えず続く頭痛に、めまい(グルグル、フラフラ)をともなう。→救急車を呼び病院へ運ぶ。

◎脳出血、脳梗塞

激しい頭痛、めまい、発熱、腹痛などをともなう。症状が激しい。おう吐物に血が混じる。原因がわからない。特に急で強く鈍い痛みの頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、視力異常、精神の異常、意識障害、しびれ、手足のマヒなどをともなうことが多い。→専門的な検査のできる脳神経外科に運ぶ。ほとんど心配いらない偏頭痛、緊張性頭痛の場合もあります。

◎脳腫瘍

急で強く、鈍い痛み。だんだん痛みが強くなるもの。めまい(グルグル、フラフラ)、吐き気・おう吐、視力異常、精神の異常、しびれ、マヒをともなうもの。→設備のある脳の専門病院へ。

◎脳卒中

左右一方だけしびれ、マヒ、頭痛、めまい、ろれつが回らないなどの症状をともなう。→脳卒中の始まりが疑われる。急いで内科医を受診する。 強いめまいとおう吐が主症状の場合には脳卒中が疑われる

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