この状態の人も精子数が少なく、理由は陰虚内熱の熱が精子を殺してしまうので、精子の数が少なくなってしまいます。
その他に、腎陰虚の体質なので生まれた精子の数がもともと少ないというのがあります。
治療としては、「知柏地黄丸」「杞菊地黄丸」などに西洋人参をもちいます。腎陰の不足にもよりますがそれなりの効果が出ています。
中年以降の人が腎陰虚になっているのは比較的多いのですが最近、若い人にも結構多くなっています。これは生活の不摂生からくることが多いと思われます。例えば、昼夜が逆転している生活をしていると肝腎が不足して肝腎陰虚になってきます。若いときの生活の不摂生は「腎陰不足」という状態になりやすく、腎陰不足になると造精能力が低下しますし、生じる内熱で精子を殺してしまうという死精子症が発生します。これは検査をすればすぐに解ります。 |