中医学のことなら家庭の中医学  
漢方薬一覧中医漢方処方解説
中医生薬解説
コンビニ漢方
症状から見た
中医用語解説
無料漢方相談
免責
リンク
著作権
 
  体の調和を回復する漢方薬

漢方医学はオーダーメイドの「個」の医学です。

中医学
体の調和を回復する漢方薬
体質や抵抗力も判断材料
不足と停滞が病気の原因
症状と体質で処方が大きく違う
人により異なる病因を見分ける
五行説
五臓のはたらき
五臓の元気がなくなると
   
1 漢方医学はオーダーメイドの「個」の医学です。
 
漢方医学(中医学)は4,000年もの長い歴史を持っています。しかも、科学万能の時代と言われ、近代的ないわゆる西洋医学が医療の分野をリード している現代においても、なお重要な一翼を担い続けています。なぜなら、西洋医学の進歩は、反面、 副作用の問題や生活習慣病への対応の限界などに直面しています。  人びとは、高齢化社会の伸展とともに、病気の治療ばかりでなく、予防や食事・健康法などについて今まで以上に関心を持つようになって来ました。そして、自然志向や西洋医学と異なる医学への期待などから、漢方医学が見直されてきました。 漢方医学は人間を自然の一部と考え、単なる部分の集まりではなくトータルなものとしてとらえ、内科的な根本治療、あるいは予防に重点を置いています。

東西医学の
特質の比較
漢方医学 西洋医学
  哲学的 科学的
  総合的 分析的
  全体的 局部的
  内科的 外科的
  自覚症状重視 他覚症状重視
  天然生薬 化学薬品
2 漢方医学は、「陰陽五行」や「気・血・水」
  漢方医学は、「陰陽五行」や「気・血・水」「五臓六腑」などを基礎概念としており、陰陽、気・血・水、臓腑などの調和が崩れた時に病気が現れるとしています。自然界でもバランスが崩れると異常気象が起きたりするのと同様に、人間のからだの内部環境もきちんとバランスを取っておかないと病気になるということです。したがって、漢方医学はあくまでもそれぞれの人に合わせた、オーダーメイドの「個」の医学なのです。
3 しっかりと症状を聴くことから始めます
  漢方医学の考え方 漢方医学は、何よりもまず症状を確認することが大事です。そして、確認した症状を分析し、治療方針を立ててバランスをとるための処方を選択します。

 例えば、肥満の相談に対して、「肥満」とそれに伴う症状すべてに対処しようとして漢方薬を選ぶのは大変難しいことです。

それよりも「肥満・食欲旺盛・便秘」などポイントとなる症状に絞ると具体的な漢方薬が選びやすくなります。

この場合の症状は、食欲旺盛一胃腸の亢進一胃熱の発生(中医学)一熱による水分の少ない便一便秘となります。

 すなわち、肥満体質を改善するには、胃熱をとって便通を整える漢方処方を選べばよいということになります。このように症状を把握し、原因を分析し、治療法を判断し、処方を選択するのが漢方医学なのです。
 

Copyright (C) 2001 sm-sun.com All Rights Reserved.