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  五臓の元気がなくなると

肝・心・脾・肺・腎


中医学
体の調和を回復する漢方薬
体質や抵抗力も判断材料
不足と停滞が病気の原因
症状と体質で処方が大きく違う
人により異なる病因を見分ける
五行説
五臓のはたらき
五臓の元気がなくなると
臓器

機能低下すると

イライラしたり、鬱状態になる他、生理不順が現れやすくなります。
血行障害が起きやすくなります。また、気持ちが落ち着かず精神的に不安定になり、よく眠れない状態になります。
カラダが冷えたりやつれたりします。食欲もなくなり、四肢の倦怠感や疲れを感じやすくなります。女性は、生理前に異常な眠気を感じます
環境への抵抗力が弱くなり、かぜをひきやすくなったり、皮膚が乾燥しやすくなります。
白髪がでてきたり、髪が抜けやすくなります。また、むくみや腰痛が起
きやすくなります。

五臓を悪くする自然の刺激は、風、暑、湿、寒、燥の五気です。

肝は風を嫌います。風のために筋脉が硬直し麻痺します。肝は、風病になりやすいのです。

心は暑を嫌います
暑熱のために陰気が減少し心は熱のために病気になります。

脾は湿を嫌います。
水分がたまりますと筋肉が浮腫して脾は湿のために病気になります。

肺は燥を嫌います
燥は肺気の宣発を引き止めて肺の病を起こします。

腎は寒を嫌います
寒は陰精を乾かして腎を悪くします。

肝が病気になりますと、涙が出てきます。肝は目に影響を与え、目から涙が分泌されるのです。心が病気になりますと、汗が出てきます。心は血と大きな関係あり、血から汗が分泌されるのです。脾が病気になりますとよだれが出てきます。脾は、口に影響を与え口からよだれを分泌するのです。肺が病気になりますと鼻水がでてきます。肺は鼻に影響を与え鼻から鼻水を分泌するのです。腎が病気になりますとつばが出てきます。腎の脉は舌に通じ舌からつばを分泌するようになります。歩きすぎると筋の過労になり肝気の不足を起こします。目の使いすぎは血の過労となり心気の不足を起こします。長く座ってばかりいますと肉の過労になり脾気の不足をおこしやすくなります。長く立っていますと、骨の過労になり腎気の不足を生じるようになります。これらを五労(心労・肝労・脾労・肺労・腎労)と呼び五臓の虚労病証で五種の過労を引き起こす要因を言います。

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