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不安感や恐怖は、五臓の異常
不安感や恐怖感は、五臓が病むために起こる症状と考えます。どちらも同じメカニズムで起こりますが、恐怖感の方が重い症状です。不安感や恐怖感の中でよく見られるのは、対人恐怖と、乗り物などの閉所に対する空間恐怖です。
①対人恐怖:知らない人に会うと、胸がドキドキしたり、気持ちが高ぶる、不安になる、顔や耳が赤くなる、汗が出るといった症状が現れます。
②空間恐怖:乗り物に乗ると、トイレに行きたくなるのが特徴です。登校拒否や出社拒否のほか、脳血管障害後遺症や老人性痴呆症なども、このタイプと考えられます。また、対人恐怖と空間恐怖に共通する症状としては、暗いところを嫌う、孤独感に襲われるなどがあります。 |