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  漢方治療と認知症

天王補心丸と認知症


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  記憶力を改善させる漢方薬・・天王補心丸
【組成】 地黄・天門冬・麦門冬・・・・・・・・腎陰、滋陰養血
当帰・丹参・・・・・・・・・・・・・・・・・心血、滋陰養血
酸棗仁・柏子仁・遠志・茯苓・・・養心安神
人参・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補中益気
桔梗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・載薬上行
【効能】 滋陰養血・補心安神
【主治】
陰血不足・心神不安
【解説】天王補心丸と認知症
 天王補心丸は、陰血の不足による心神不安の諸症状を治療する処方です。
 心は一身の火を主り、腎は一身の水を主り、心火と腎水は相互に交通し合い、依存・制約の関係にあります。しかし腎陰が不足すると、心火を抑制できないため、寝つきが悪い・眠りが浅い・健忘・焦燥感などの心神不安の症状が生じてしまいます。
 天王補心丸は腎陰と心血を補う作用と、心の虚火を清する作用があり、虚証の心神不安に用いられます。腎陰と心血を補うことによって、脳に栄養を与え、脳の機能低下を防くので、軽度の記憶障害を改善し、また虚火を清することによって、寝つき部悪い・焦燥感など熱の症状を取り除きます。
 天王補心丸は、のぼせ・ほてり・腰膝の無力・盗汗などの腎陰虚の症状があり、睡眠障害や軽度の記憶障害を伴う認知症に使用されます。舌質は紅・少苔です。

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