症状1
頻尿で尿は濃く少なく、めまい・耳鳴り・顔の赤み・のどの渇き・体のほてり・のぼせ・手足のほてり・寝汗・下半身が弱いなどの症状があります。
治療法・・・・・・・体の内部の熱を冷まし、腎の働きをよくしながら症状を改善します。
代表処方・・・・・知柏地黄丸
腎・膀胱の働きがよわまって、水分代謝が悪くなり冷えやほてりや排尿異常が出てきます。さらに血液の循環も悪い為に脱力感・皮膚の乾燥・咽の渇きがあります。山茱萸(サンシュユ)は、腎・膀胱の働きを良くします。山薬で排尿異常をととのえ腰から下を温めます。地黄・牡丹皮は、血液の循環を良くします。茯苓・沢瀉は、水分代謝を整えのどの渇きを止めます。知母・黄柏は腎に栄養を与えほてりをしずめます。
処方の詳しい解説
症状2
夜間排尿で目がさめる・尿が多い・日中は尿の回数や量も少なく、元気がない・手足の冷え・寒がる・むくむなどの症状があります。
治療法・・・・・・・体を温め腎の働きをよくしながら症状を改善します。
代表処方・・・・・八味地黄丸
腎・膀胱の働きがよわまって、水分代謝が悪くなり冷えや排尿異常が出てきます。さらに血液の循環も悪い為に脱力感・皮膚の乾燥・咽の渇きがあります。
山茱萸(サンシュユ)は、腎・膀胱の働きを良くします。山薬で排尿異常をととのえ腰から下を温めます。地黄・牡丹皮は、血液の循環を良くします。茯苓・沢瀉は、水分代謝を整えのどの渇きを止めます。附子・桂皮で、体を温め冷えを改善します。
処方の詳しい解説
症状3
頻尿で尿量が多く色も薄い。疲れると症状が悪くなり、元気がない・疲れやすい・息切れ・声に力がないなどの症状があります。
治療法・・・・・・・体を温め体力をつけ肺と腎を元気にしながら症状を改善します。
代表処方・・・・・鹿茸大捕湯
体力の低下や腎・膀胱の働きがよわまって、水分代謝が悪くなり冷えや排尿異常が出てきます。さらに血液の循環も悪い為に脱力感・皮膚の乾燥・咽の渇きがあります。鹿茸・肉蓯蓉・附子・杜仲で体を温めます。人参・黄耆・大棗・白朮・甘草で体力をつけます。半夏・茯苓・生姜で体の中の停滞している水や痰を温め尿として排泄させます。当帰・芍薬・地黄で血の栄養を補います。
処方の詳しい解説
こちらに解説した症例は、頻尿の一番多い症例です。
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