冬虫夏草と薬膳
薬膳とした冬虫美章のメニュー例
◆腎陽虚による冷え、足腰の痛みとだるさ、ED、耳鳴り、健忘、集中力減退などの緒症候には、虫草薬酒(単品)が用いられる。
◆病後の裏弱で・頭がふらつく・食欲がない・自汗・貧血などがあるときに使用する。
とくに呼吸器が弱く・風寒による感冒にかかりやすい時に、鴨・豚・鶏・牛・羊などの肉とともに煮込んで食べられるが、魚やスッポンと一緒に食べてもよい。
◆虚弱体質で感冒になりやすい人には、冬虫夏草と拘相子・胡桃各15g、少量の氷砂糖と共に水に入れて蒸す。1日1回で2週間連続にデザートとして食べる。
使用上の注意
①冬虫夏草は平補の薬物であるから、効果は嬢慢で、長期間服用しなければ効果がない。
②外感病の初期に表証のある段階では使わない。
③発熱によるのどが渇く、のどの痛みで、夜間の咳がひどいような患者または痰が黄色、あるいは喀血がみられる患者には使用しない。
④大根と一緒に服用すると、冬虫夏草の成分が中和されてしまい効果がなくなります。
⑤副作用:天然虫草と関連した報昔はなかった。人工的虫草菌製剤の応用に関して、軽い悪心・口乾き・腹部の不快感または下痢便・噂眠・発疹などの個別例の報告がある。
総括
冬虫夏草は現在、中医薬学的な応用の上、薬理学などの最新研究から得た成果に基づき、幅広く応用されるようになっている。とくに冬虫夏草の健康食品とした応用は、近年来の注目されている新しい分野である。