マンガン・・・ビタミン
マンガンの生理作用
マンガンは消化を助ける働きがあり、また肝臓の酵素作用を活発にすることが
知られています。
また、下垂体の機能を高める作用があります。 下垂体はホルモンの中枢であり、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、副腎
刺激ホルモンを作り、各臓器ホルモンをはじき出しますので、マンガンは全身の
ホルモン分泌を活発化させると言えるでしょう。 マンガンは筋帯や骨、神経を強くする働きもあります。
このミネラルの不足は、血糖値を高め 血中脂肪酸を増すことが分かっています。
マンガンの欠乏症
平衡感覚が悪くなる・糖尿病・骨がもろくなる・生殖能力の低下・生殖腺機能障害
マンガンの栄養必要量
男性 4.0mg
女性 3.0mg
上限量:男女ともに10mg
マンガンの食品含有量
青海苔/13.0mg/100g
きくらげ(乾)/6.18mg/100g
生姜(生)/5.01mg/100g
干しえび/3.93mg/100g
えごま(乾)/3.09mg/100g
アーモンド(乾)/2.63mg/100g
しじみ(生)/1.50mg/100g
干し柿/1.48mg/100g
栄養面で不足ぎみな方
○平衡感覚が悪くなる
○体が疲れやすくなる
○糖尿病になる(インシュリンの合成能力が低下するため)
○骨がもろくなる(形成不全)
○傷が治りにくくなる
○生殖能力の低下や生殖腺機能障害が起こる