サプリメント大百科・・・青汁

青汁

豊富な抗酸化物質と食物繊維で生活習慣病を予防。便通も快調に

期待される効能効果

青汁とは、ケールや大麦若葉、モロヘイヤ、明日葉、苦瓜といった緑黄色野菜の搾り汁を主成分とするサプリメントです。
青汁の有効成分は、βーカロチンといったカロチノイド、葉緑素(クロロフィル)、ビタミンB、Cなどの各種ビタミン類、カルシウムやカリウム、マグネシウム、銅などのミネラル類、食物繊維があります。
ケールは、キャベツと比べてβーカロチンが約30倍、ビタミンCは2倍も多く、ミネラルに関しては、カルシウムが4倍、カリウムは2倍、リン、マグネシウムも1.5倍あり、アメリカ国立ガン研究所が「ガン予防効果をもつ食品」として推奨している野菜です。

作用

青汁には、カロチノイドやフラボノイドおよび葉緑素が豊富に含まれており、それらのもつ抗酸化作用が生活習慣病予防や改善に効果を示す、と考えられます。

葉緑素には、貧血の改善やコレステロールの値を下げる働きもあります。豊富に含まれるカリウムは、塩分を排泄して血圧の上昇を予防します。マグネシウムは骨の正常な代謝と収縮した血管拡張に必要なミネラルです。
免疫賦括作用に関しては、毎日180mlの青汁を4週間飲み続けたところ、ナチュラルキラー細胞を増殖させる働きを持つインターロイキン2が2.7倍に増え、免疫機能の指標となるナチュラルキラー細胞の数と活性が上がったことが認められました

栄養学的根拠

青汁は、マクロファージを活性化したり、生理活性物質TNFα(腫瘍壊死因子α)の産生を促すことで、体が持っている免疫力を高め、抗ガン作用を発揮します。青汁は、TNFαを産生するだけではなく、ナチュラルキラー(NK)細胞を活性化して免疫力を高める作用もあり、青汁は、TNFαとNK細胞と協力して腫瘍を壊死に導きます。
青汁には免疫力を高める作用があるため、抗ウイルス作用も期待でき、ウイルス性の肝炎にも効果があります。ナチュラルキラー細胞の働きを簡単に説明すると、体の中に入ってきた細菌や異物(ガン細胞)を見つけると、すぐに攻撃を行います。異物の中でも、とくにNK細胞が威力を発揮する対象物は、一部の腫瘍細胞とウイルスが感染した細胞です。NK細胞は1日3000〜6000個作り出されているガン細胞を早期発見し攻撃することで、ガンの発病を防いでいる大切な細胞です。

摂取の目安

 粉末3〜10g/日
液体100〜300g/日

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