子宮内膜症とサプリメント

子宮内膜症

月経時にはがれ落ちた内膜の一部が、卵管を通って腹膜や卵巣に入り込むという説。また、子宮の内腔[ないくう]以外の場所が子宮内膜様の組織に変化して起こるという説もあります。しかし明確には解明されていません。
　エストロゲン（卵胞ホルモン）の分泌が盛んな年齢の女性に起こりやすい病気です。月経のたびに増殖し、エストロゲンの分泌が低下する閉経後になると自然治癒していきます。また妊娠したことのない人がこの病気にかかりやすいといえます。

子宮内膜症の主な症状

�@生理痛が悪化。
�A生理日以外にも、下腹部痛や腰痛が生じる。
�H膣の奥のほうが痛む性交痛がある。
�C排便時に肛門が痛み、生理中の場合は血便が出る。
�D下痢。生理のたびに起こる病気ですから、閉経になれば内膜症は自然に治ってしまいます。
また、妊娠して、新たな内膜の塊が作られなければ、内膜の塊は自然に白血球に吸収されていきます。
したがって、治療には、閉経したときと同じように、生理をなくしてしまうおクスリを使います。
サプリメントとしては、この内膜の塊を速やかに吸収させるようなサプリメントを用います。

漢方治療

子宮内膜症の特長は強い生理痛や下痢の他、生理時以外でも起こる腹痛等であり、不妊症の原因にもなります。
東洋医学では、その発生機序の多くはストレスによるものと考えられていますが、長く続いたり、生理時や産後に外邪を感受したり、生冷の飲食を過食したりするために血お（ｹﾂｵ）が発生することが原因と捉えられています。
治療は発生した血瘀（ｹﾂｵ）を除くことに重点をおきますので、桂枝茯苓丸（ｹｲｼﾌﾞｸﾘｮｳｶﾞﾝ）あるいは桃核承気湯（ﾄｳｶｸｼﾞｮｳｷﾄｳ）を用い血流を促します。また精神的ストレスが強い場合には、抑鬱感を取り除き、血流を促す冠脉通塞丸（ｶﾝﾐｬｸﾂｳｿｸｶﾞﾝ）を用います

子宮内膜症の主なサプリメント