不眠症とサプリメント
不眠症
快食・快眠・快便と昔から言われるように、夜ぐっすりと眠れることは健康の基本です。
しかし、「寝付きが悪くて眠れない」途中で、「何度も目が覚める」「早く目が覚めて、その後、眠れなくなる」といった不眠症に悩まされている人が、最近は増えていると言われています。
不眠とは、なかなか寝つかれない、夜中に目が覚めてそのあと眠れない、朝早く目が覚めてしまうといった状態をいいます。
こうした不眠を引き起こす原因には、
(1)外部環境の変化や睡眠時の状況、
(2)病気などの身体的原因、
(3)薬物による興奮や中毒、
(4)年齢的な原因、
などが上げられます。不眠の原因がはっきりしている場合は、それに応じた対策がとられますが、大部分の不眠症は不安感や神経症などに起因するので、治療は意外に厄介です。
不眠症のタイプ
@入眠障害
布団に入ってからなかなか寝つけない、寝つきの悪いタイプです。いったん寝ついてしまえば、後は眠ることができて、目覚めも良好といえます。
A中途覚醒
睡眠の途中で何度も目が覚めて再び寝つくのが難しいタイプです。夢をみることが多く、眠った気がしない症状です。
B熟眠障害
睡眠時間の割に、起床時、ぐっすり眠った感じがしないタイプ。
C早朝覚醒
高齢者に多く、寝つきは良いが夜明け前に目が覚め、眠りたいのに、その後、眠れないタイプ。
D神経質性不眠症
明確な原因のない不眠症ですが、神経質な性格のため眠れないことが多いようです。多くは、布団に入ってから考えごとをし、そして過去の出来事を振り返り、自己嫌悪に陥ってしまう傾向が強いものです。
さらに自分を責めてしまうことで、交感神経が刺激され、目がさえてしまいます。実は、睡眠のリズムに深くかかわるのは2つの自律神経で、日中は体を活動的にする交感神経が優位になり、夜になると副交感神経にバトンタッチし、心身を休めて睡眠に入ります。つまり、このタイプは、神経を使うために、なかなか副交感神経のスイッチが人らない人とも言えます。
E薬物性不眠症
睡眠薬やアルコールをやめたときに現れます。おクスリやアルコールに依存して、眠れないタイプです。
睡眠薬と精神安定剤
睡眠薬と呼ばれているものは、ほとんどが精神安定剤の仲間です。
精神安定剤には、神経の働きを抑える鎮静作用と、眠くさせる催眠作用とがあります。この2つの作用のバランスは、おクスリの種類によって異なり、眠くなる作用が強いものを睡眠薬として用いているのです。
睡眠薬で重要なのは、効果を発揮する時間と、内服する時間です。以下、よく使われる睡眠薬の種類で、効果を発揮する時間に関してご説明しましょう。内服する時間に関しては、薬剤師にご相談を。
@超短時間作用型=3時間程度の果を持つ。
A短時間作用型=6時間程度。
B中時間作用型=12時間程度。
C長時間作用型=24時間以上。
D精神安定剤=中時間作用型で、
眠気を引き起こす作用は弱い。サプリメン寸は、以上の薬の作用を強める可能性がありますので、しつかり相談してください。
不眠症の主なサプリメント
●セントジョーンズワート | ●トリプトファン |
●バレリアン |