サプリメント大百科・・・紅麹
紅麹
コレステロールを低下させる
期待される効能効果
高コレステロール血症、高中性脂肪血症の予防・改善
作用
紅麹にはモナコリンという物質が含まれており、コレステロール合成に必要なHMG−CoAという酵素の働きを阻害して、コレステロールを低下させます。
紅麹が肝臓内でコレステロールの合成を阻害すると、肝臓内のコレステロールは減少します。すると、肝臓はもっとコレステロールを作らなくてはいけないと判断し、コレステロール受容体の数を増やします。肝臓は、血液中のコレステロールをとらえ、胆汁や細胞膜成分であるコレステロールに合成することで、血中のコレステロールが減少します。
栄養学的根拠
紅麹を、1〜3か月服用することで、総コレステロールの低下、悪玉コレステロールの低下、中性脂肪の低下、善玉コレステロールの上昇などの効果があげられます。
理論上、コレステロールの合成を抑えると、CoQ10が減少することが考えられます。紅麹を摂取すると体内CoQ10が必ず減るとは限りませんが、紅麹を摂取しているときは、CoQ10を補給したほうがいいかもしれません。
摂取の目安
1〜4mg/日