サプリメント大百科・・・田七人参
田七人参
古来より止血の妙薬として知られる
期待される効能効果
高血圧改善作用、高脂血症改善件用、肝臓保護作用、脂肪肝改善作用
作用
田七人参はGOT、GPT、γ-GTPなどの肝機能数値を改善し、肝臓の炎症を抑え、肝細胞の再生能力を高めます。さらに、アルブミンをはじめとした血清タンパク質の合成を促進し、胆汁酸の合成を促します。
高脂血症や脂肪肝は、肝臓の機能の低下と関係しています。肝臓が血中コレステロールを捕まえて胆汁に合成できなくなると、血液中のコレステロールが増えはじめ、肝臓でのタンパク質の合成能力が低下すると、脂肪を肝臓で合成したタンパク質に包んで血液中に送り出すことができなくなり、脂肪肝になります。
田七人参は、古来より「傷口をよくふさぐ止血の妙薬」として知られて、切り傷、打撲による傷、便に血の混ざる下血、胃から出血する吐血、肺から出血する喀血、女性の不正出血、眼底出血、脳内出血、血尿などの改善に幅広く応用されています。ベトナム戦争で、ベトナム兵の戦傷の治療に大活躍した話は有名です。
体に炎症や出血のない場合は、ウロキナーゼを活性化して血液をサラサラにする血小板凝集能抑制作用があり、末梢の毛細血管に至るまで、血液の流れを良くし血圧の上昇を抑えます。
栄養学的根拠
血液は血球である赤血球、白血球、血小板と血祭に分けられます。血球は骨髄で、血漿の成分アルブミン、グロブリン、酵素、血液凝固因子、ホルモン、リポタンパク、ペプチドなどは肝臓で作られています。そのため、肝臓が弱ると血液の質や機能が低下し、いろいろな不快な症状が発生し、病気にもかかりやすくなります。
摂取の目安
1〜5g/日