サプリメント大百科・・・グルコサミン
グルコサミン
軟骨を保護するのに不可欠なサプリメント。長期服用でしっかり保護。
期待される効能効果
変形性膝関節症の予防や改善、関節炎に伴う症状の予防や改善
作用
アミノ酸と糖が結合したアミノ糖で、体内ではムコ多糖類の構造成分として、軟骨や結合組織を形成しています。
関節軟骨は、軟骨細胞とプロテオグリカン、コラーゲンと水分で構成されています。
グルコサミンはプロテオグリカンの主成分です。コンドロイチンとの相乗効果で、より多くのコラーゲンとプロテオグリカンの生成を促し、健康な新軟骨組織の形成を促します。
グルコサミン、コンドロイチンを補給することで、関節軟骨や椎間板の補修・補強が可能です。
栄養学的根拠
アメリカとベルギーの研究によると、212人の変形性関節症の人に、1500mg/日のグルコサミンを3年間投与した結果、投与された人たちは、膝の関節の隙間が3年間ほとんど変わらず、軟骨の減りが止まって、症状の改善が見られました。
投与されない人たちは、膝の関節の隙間が3年後に平均0・3m狭まり、軟骨の減少が進んで、症状が悪化しました。
日本では、平均年齢69歳の変形性膝関節症の500人に、1500mg/日のグルコサミンを2か月投与したところ、痛みの緩和などの改善が認められました。効果を期待するには最低2か月は必要と考えます。
摂取の目安
1000〜1500mg/日