サプリメント大百科・・・カゼインホスホペプチド

カゼインホスホペプチド

牛乳成分で、貧血・骨粗鬆症を予防

期待される効能効果

ミネラルの吸収促進

作用

CPP(カゼインホスホペプチド)は、酵素処理によって乳タンパクから精製された成分です。
カルシウム、鉄などのミネラルは、食物に含まれる食物繊維やフィチン酸などの成分と結合すると、吸収されにくくなります。CPPは、溶解したカルシウムなどミネラルに結合し、食物繊維やフィチン酸などの成分がカルシウムなどのミネラルと結合して吸収の邪魔をするのを防ぎ、体の中への吸収をしやすくします。

栄養学的根拠

餌にカルシウムとCPPを添加したマウスと、餌にカルシウムのみを添加したマウスの糞便中への排泄量を比較したところ、CPP添加グループはCPPを添加しなかったグループに比べ、便へのカルシウム排泄量が明らかに少なかったという報告があります。
CPP添加(摂取量−排推量)>CPP添加無し(摂取量−排泄量)。
閉経後の女性五人にCPPとカルシウムを投与した結果、カルシウムの吸収量の改善がみられました。
発育過程のブロイラーの餌にCPPを添加したところ、添加しなかったブロイラーに比べて骨の発育が優位であることが、示されました。

摂取の目安

10〜20mg/日

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