サプリメント大百科・・・ショウガ(ジンゲロール)
ショウガ(ジンゲロール)
胃腸機能亢進・風邪の症状緩和以外の使い方、消炎作用
期待される効能効果
咳止め・解熱・胃腸機能亢進、抗炎症作用
作用
漢方薬ではショウガを「生姜(しょうきょう)」と呼び、咳止め・解毒・胃腸機能亢進に用います。
また、乾燥したショウガを「乾姜(かんきょう)」と呼び、風邪・腹痛・消化機能亢進に用いています。
西洋では吐き気がしたらジンジャーエールを飲みなさいといわれるほど、胃腸の働きを整える働きがあります。日本では、刺身やお寿司などと食べ合わせ、ショウガの殺菌力で胃腸を守ります。
ショウガをサプリメントとして用いる場合は、ショウガのオレオレジン成分であるジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンを抽出して摂取します。この成分は、炎症部位から炎症誘発物質分泌を抑制する効果があります。また、炎症部位に直接働いて炎症を鎮めたり、炎症の拡がりを抑えたりします。
栄養学的根拠
膝関節症の女性に1日5gのショウガを数週間投与。血液中の炎症誘発因子であるトロンボキサンチンの濃度変化を、摂取前と摂取後で比較しました。その結果、摂取後では、摂取前に比べて37%減少しました。
摂取の目安
根茎2〜5g/日