検査数値をどう見るか・・・ALP(アルカリフォスファターゼ)
検査数値をどう見るか・・・ALP(アルカリフォスファターゼ)は?
ALP(アルカリフォスファターゼ) 黄痘の鑑別や骨の異常をチェック
基準値 100〜280単位
この検査で何がわかるか?
ALPはほとんどの臓器に含まれている酵素ですが、血液中のALPはおもに肝臓や骨、骨盤、小腸から流れ出たもので、肝臓をへて胆汁の中に排泄されます。これらの臓器に異常があると血液中に流れ出てきます。肝機能や黄痘の鑑別、また骨の新生状態や骨盤の機能などを調べることができます。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●値が高い場合
・肝臓・胆道の病気:急性肝炎、慢性肝炎、肝うっ血、肝臓がん、閉塞性黄疸
・骨疾患:ベーチェット病、骨軟化症、くる病
・慢性腎不全
・甲状腺機能亢進症
●値が低い場合
・前立腺機能低下症
・肝萎縮。
ワンポイントアドバイス
検査の数時間前に脂肪分の多い食物をとると値が上昇するので注意しましょう。
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