検査数値をどう見るか・・・血糖値
検査数値をどう見るか・・・血糖値は?
血糖 尿病は血糖が限度以上に増えすぎる病気
基準値 70〜110mg/dl(空腹時)
この検査で何がわかるか?
糖尿病発見の手がかりとなる検査です。血糖とは血液中のブドウ糖のことで、からだをつくっているいろいろな組織細胞のエネルギー源となる大切な物質です。とくに脳のエネルギー源として重要で、極度に減りすぎると冷や汗をかいたり動悸が起こり、さらにひどくなると昏睡に陥ることにもなりかねません。
もちろん増えすぎる場合は危険信号で、糖尿病をはじめ、肝臓や膵臓の病気が疑われます。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●血糖値が高い場合
・糖尿病
・急性膵炎、膵臓がん
・肝硬変、慢性肝炎
・クッシング症候群、甲状腺機能亢進症
・肥満症
●血糖値が低い場合
・高インスリン血症
・肝臓病
・副腎皮質機能低下症
・悪性腫瘍
糖尿病診断・血糖コントロール
糖尿病かどうかの判定を行います。・・・・自己責任で利用する。
糖尿病の方の血糖コントロールの判定を行います。・・・・自己責任でご利用する。
ワンポイントアドバイス
血糖の検査にはいろいろな種類がありますが、空腹時の血糖検査のときは、禁飲食をしっかり守りましょう。食事はしなかったけれどガムをかんだ、ジュースを飲んだ、前夜遅くまでアルコールを飲んでいた---これでは正しい血糖値は得られません。くれぐれも注意を!また、降圧剤のサイアザイド剤や副腎皮質ステロイド剤などを服用していると、血糖値が高くなるので、問診のときにでもそのことを話しておくとよいでしょう。