検査数値をどう見るか・・・γ−GTPは?

γ−GTP アルコール性肝障害の発見の手がかり
基準値 60IU/l未満
この検査で何がわかるか?
 γ−GTPは、おもに肝臓や腎臓、膵臓などに含まれている酵素です。肝臓や胆道に障害があると血液中の値が上昇してくるので、GOT・GPTと同様に肝臓病発見の手がかりとなります。
 γ−GTPはアルコール常飲者では高値を示すという特徴があるため、アルコール性の肝臓障害を見つける指標となります。お酒を大量に飲む機会の多い人は、くれぐれもこの値に注意してください。また、向精神薬を常用していると増加することがあります。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●値が高い場合
・急性肝炎
・アルコール性肝障害
・肝臓がん
・閉塞性黄痘
ワンポイントアドバイス。

ワンポイントアドバイス

 γ−GTPは、現在、肝障害がない人でも酒を飲みすぎると敏感に反応して上昇し、飲酒をやめても数日経過しないと元の状態に戻りません。愛飲家の方は、肝臓を守る指標として、この数値に注目を。

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