検査数値をどう見るか・・・血清アミラーゼは?

血清アミラーゼ 膵臓病の発見に不可欠
基準値 8〜16単位(ウォル・ゲムース法)
この検査で何がわかるか?
 アミラーゼは膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素で、膵臓にもっとも多く含まれています。膵臓に障害があると血液や尿の中にアミラーゼがもれ出てきます。そのため、血清や尿のアミラーゼを測定する方法は、膵臓の障害を知るために欠かせない検査法といえます。
アミラーゼは、肝臓や横紋筋、輸卵管、乳汁にも含まれています。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●値が高い場合
・急性膵炎・急性胆のう炎・急性虫垂炎・化膿性耳下腺炎・唾液腺閉塞・腎不全
●値が低い場合
・慢性膵炎・末期の膵臓がん・流行性肝炎
・中毒性肝炎・肝硬変

ワンポイントアドバイス

 検査法にはいろいろあり、その方法によって基準値カがかなり異なるので、どの検査法を用いたかつかんで数値を読みましょう。

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