検査数値をどう見るか・・・ウロビリノーゲンは?

ウロビリノーゲン  尿中の量で肝臓の障害や黄痘をチェック 基準値  弱陽性(±)
この検査で何がわかるか?
 おもに肝臓の働きを調べる検査です。ウロビリノーゲンというのは、肝臓でつくられる胆汁の中のビリルビンという色素が、腸内の細菌によって分解されてできる物質です。大部分は便とともに抑世され、残りは腸の壁から吸収されて再び肝臓にいき、そこから血管、腎臓を通って尿といっしょに排泄されます。
 ですから、肝臓が処理できないほどのビリルビンがつくられたり、肝臓自体に障害があって腸から再吸収されたウロビリノーゲンを処理できなくなると、尿の中にウロビリノーゲンが多く出てくるのです。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●増えた場合
・肝臓の障害
・赤血球が壊れる病気:溶血性黄疸など
・心臓の病気
・がんこな便秘
・薬剤:サルファ剤、パラアミノサリチル酸、アドナ
 などの影響による
●減った場合
・胆石
・総胆管閉塞
・抗生物質の長期服用

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