サプリメントと病気

眼精疲労とドライアイとサプリメント・・・・サプリメントと病気

パソコンやコンタクトレンズ、テレビゲームの発達が、目の酷使を強いています。疲れ目、ドライアイが悪化すると、視力の著しい低下を招いてしまいます。  パソコンやゲーム機の急激な普及、コンタクトレンズの使用などに伴って、目の酷使はますますエスカレートする一方です。そのため、疲れ目の症状を訴える人が増えています。
 涙が不足して目が乾燥するのがドライアイです。涙は基礎分泌といって、常に一定の量が、角膜など目の表面の粘膜を保護するために分泌されています。基礎分泌の涙は、クルマでいうとワイパーの働きです。“まばたき”によって、水滴のように目の表面に薄い保護膜を作るのです。
 まばたきは1分間に約10回ほど行われますが、パソコンなどに夢中になっているときは、画面を凝視し続けているため、2〜3回程度に低下してしまうようです。そのため、涙による保護膜が作られずドライアイになり、角膜などの目の表面に微細な傷がついてしまいます。目が赤く充血して、ひりひり、しょぼしょぼしてしまいます。過度の疲れ目状態になります。目の表面の炎症が悪化すると、視力の急激な衰えを招く恐れがあります。
疲れ目の原因は、活性酸素です。ポリフェノールの多く含まれている食品を毎日摂取することです。

VDT症候群

コンピューターの普及で避けては通れないのが、VDT症候群。
コンピューターや、その他のモニターを見る作業を長時間行うことによって生じます。眼精疲労、全身倦怠感、心身症など、体に不調が生じてしまうのです。
 ちなみに、VDTとはくisua−Disp−ayTermina−の略で、パソコンのモニターなどのことです。
症状としては目の疲れ、痛み、かすみ目、肩こり、イライラ、頭痛などで、眼精疲労とほとんど一致しています。
 視線は、モニターや原稿、キーボードの間を常に移動するので、目はそのつどピント調節を行わなくてはなりません。
 また、集中して画面を見続けるため、まばたきの回数が普段の約4分の1に減少、目が乾きやすくなって、目に負担がかかり、ドライアイの原因にも。
長時間同じ姿勢で作業するので、首・肩・腕などの痛みの原因となります。
 女性は特にVDT作業に従事することが多く、目の疲れや肩こりなどの訴えが多いもの。
 VDT作業に従事する6割から8割の方が、VDT症候群のいくつかの症状を訴えています。症状は、作業時間の長さに比例して、その訴えが増加する傾向があります。

サプリメントアドバイス・・・ポリフェノール

乳酸菌とは、腸内で糖を分解して大量の乳酸をつくり出す細菌の総称です。腸内には善玉菌(有用菌)と悪玉菌(有害菌)があり、乳酸菌は善玉菌です。腸内善玉菌の代表といえばビフィズス菌ですが、加齢に伴い、このバランスが崩れてきます。その結果、動脈硬化、老化、肝臓障害の原因といわれる悪玉菌が繁殖をはじめ、便の腐敗、ガン細胞の増殖が引き起こされるのです。平安時代の医学書『医心方』には、乳酸菌は、疲労回復、便通の改善、肌をつややかにする効果があると記されているとおり、乳酸菌は腸内で有機酸(乳酸、酢酸)をつくって腸内の嬬動運動を活発にさせます。この時産出された有機酸は免疫機能を正常化させる作用があり、ウイルスなどに対する抵抗力を高めてくれます。最近、注目を浴びているヨーグルトでは、「カスピ海ヨーグルト」があります。乳酸のほかに粘性多糖体を産生するため、カスピ海ヨーグルトは一般的なヨーグルトよりも粘り気が強いのが特徴です。粘性多糖体には食物繊維のような作用があるため、便通を促す効果が強いのではないかとも考えられています。

サプリメントアドバイス・・・ビルベリー

ビルベリーの有効成分には、15種類以上のアントシアニン、抗酸化栄養素のフラボノイド類があります。ビルベリーのアントシアニンが、網膜のロドプシン再合成を促進し、ロドプシンの量が回復したり増えたりするために、視力機能が改善します。
ロドプシンの分解と再合成の連続作用が、脳の視覚領域に伝達されることが、物を見ることができる仕組みです。
目を使い続けると、ロドプシンは分解され、そのうえ加齢とともに徐々に減少していきます。しかし、アントシアニンを摂取すると、数時間後に視覚機能の働きが活発になり、夜間においても視力がよくなります。ロドプシンの再合成が促進されることで、視野も広がります。
ビルベリー250mg/日を28日間投与してみたところ、疲労感、痛み、かすみ、なみだ目、充血、ちらつき、ブレ、肩こり、イライラ、頭重感、頭痛など、眼精疲労の自覚症状が改善されました。