喘息とサプリメント・・・・サプリメントと病気
喘息とサプリメント・・・・サプリメントと病気
室内のチリ、ホコリ、花粉などがアレルゲンとなって、激しい発作が起こります。呼吸困難に陥ると、生命に関わる事態が生じます。 急に呼吸困難を起こす喘息は、正確には気管支喘息といいます。気管支喘息にかかると、粘膜が外からの刺激に過敏になり、この防衛反応が高じて、気管支の筋肉が痙攣して縮んだり、濃い痰が分泌されます。そのため、空気の通りが悪くなり、呼吸が苦しくなるのです。
息をするたびに、ゼイゼイ、ヒュウヒュウという音が出て、呼吸困難に陥りそうになります。激しい咳き込みによって、肋骨にヒビが入ることもあるほどです。発作は夜半から早朝にかけて起こりやすい傾向があります。
気管支喘息は、それを起こす原因物質アレルゲン(室内のチリ・ホコリ、花粉、カビなど)に接触したときに発作を起こします。どれがアレルゲンになっているのかを特定する必要があります。
40歳以降に起こる喘息は、小児喘息からの移行、あるいは精神的ストレスによるケースも多いようです。
中国では、肺の機能を高める特効薬として冬虫夏草を使用しています。冬虫夏草の詳しい解説をご覧下さい。
喘息の発作で体力を消耗します。その体力を補うために、ベーターカロチン・ビタミンE・ビタミンCを摂取することをおすすめします。
サプリメントアドバイス・・・冬虫夏草
冬虫夏草は、蛾科の昆虫に寄生したキノコの総称で、冬の間に土中で幼虫に寄生。幼虫の栄養分を吸い取って成長を続け、夏になると棒状のキノコとして地上に生え出てくることから、こんな名前がつけられました。非常に稀な自然現象ですが、冬虫夏草そのものは全世界で300〜350種類ほど存在します。最も効果があるといわれているのが、コウモリガの幼虫に寄生するコルデイセブス・シナンシス。チベットの標高3000m以上の高山にしか生育できず、収穫期は積雪が残る5〜7月。地上に出ているわずか3センチほどのものを見つけ採取します。熟練者でも1日に10グラム程度が限度といいます。このため現在でもコルデセブス・シナンシスは「幻の聖華」と呼ばれており、中国では海外輸出を厳しく制限しています。
冬虫夏草の成分については未解明の部分が多いとはいえ、その効果効能には目を見張るものがあります。中国医学書「中薬現代研究と臨床応用」で発表された臨床実験結を見ると、悪性腫瘍では2カ月間の投与で93%に細胞の免疫機能が強化されたというデータがあります。もちろんこの他の病気にも高い効果を発揮していますが、冬虫夏草には細胞のエネルギー源として知られるATP分子を肝臓において30%程度増やすことが確認されており、多くの病気に対する有効性との関係が着目されます
サプリメントアドバイス・・・ベーターカロチン
ベータカロチンとは、カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるカロチノイド系色素の一つです。カロチンは体内でビタミンAにかわり、のどや消化管の粘膜、皮膚を健康に保つ働きをしてくれています。 ベータカロチンは視覚機能を高めるのはもちろんのこと、細胞の活性化にとっても重要です。通常の生活で野菜不足の方にはもってこいのサプリメントです。
サプリメントアドバイス・・・ビタミンE
ビタミンEの大きな特長は、抗酸化作用を持っているということです。不規則な生活や偏った食事は、活性型の酸素(活性酸素)を増やして体内の脂質を酸化させ、細胞をどんどん壊してしまいます。これでは健康や美容にとって望ましいことではありません。
そこで、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けてくれるビタミンEの抗酸化作用が役立つわけです。
しかし、脂溶性ビタミンであるビタミンEは、多くは大豆油やとうもろこし油、マーガリンなどの油や、脂肪の多いナッツ類などに溶けて存在しているので、たくさん摂ろうとすると余分な脂肪分まで摂取してしまいやすく高カロリーになりがちです。さらに、これらの植物油の摂り過ぎは、かえって細胞の酸化を招く恐れがあります。小松菜やカボチャなどの緑黄色野菜にもビタミンEが含まれていますが、なかなか十分な量は満たせないもの。そこで、低カロリーのサプリメントも上手に利用して、効率良くビタミンEを摂りましょう。
サプリメントアドバイス・・・ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの合成に関わりお肌や粘膜などの健康維持を助けたり、抗酸化作用で日々のプレッシャーからカラダを守ったりする"ビタミンの王様"です。実は、多くの動物はカラダの中でビタミンCをつくり出すことができるのですが、私たち人間はつくり出すことができません。そこで、ビタミンCは、食事から毎日こまめに摂らなければならないのです。
しかし、ビタミンCは水に溶けやすい水溶性で、熱に弱い性質も持っているため、たくさん摂っているようでいても、なかなか上手に摂ることが難しい栄養素のひとつといえます。