心臓病・不整脈とサプリメント・・・・サプリメントと病気
心臓病・不整脈とサプリメント・・・・サプリメントと病気
肥満、高血圧、ストレス過剰などが原因で、狭心症・不整脈といった心臓病を起こす人が増加しています。突然の心臓発作は、即、死につながる危険があります。
食生活の欧米化により、日本でも虚血性心疾患がとても増加しています。この疾患は、心筋に血液を送っている冠動脈が動脈硬化によって狭まったり詰まったりして、血流が滞るために起こる心臓病です。血管が90%以上詰まって、初めて症状が出ることが多く、そのため虚血性心疾患がかなり進行していても、狭心症の発作が出るまでまったく気がつかない人が多いようです。
こういう人は「なんだか、胸のあたりがおかしい・・・」と思っているうちに、ある日突然、心筋梗塞の発作に襲われて生命の危機にさらされてしまいます。
虚血性心疾患を防ぐためには、動脈硬化の危険因子を取り除く生活態度が求められます。その危険因子というのは、肥満、高脂血症、糖尿病、ストレス、高血圧、暴飲暴食などです。こういった危険因子を除去する生活態度を、専門医は“ライフスタイルの変容”と呼びます。“ライフスタイルの変容”に、早すぎることはありません。
今注目されているのが、中国では田七人参です。また、セイヨウサンザシです。セイヨウサンザシは、血管を刺激し、血流をスムーズにする作用があります。
サプリメントアドバイス・・・エンゾジノール
松の樹皮から抽出される「エンゾジノール」には、ポリフェノールがタップリ含まれており、フランスでは「血管の修理人」と呼ばれています。主に環境汚染が極めて少ない地域で、農薬や化学肥料を一切使わず育てられた松の樹皮から抽出されることが多く、抗酸化物質として認知されているエンゾジノールは、血管そのものを強化し、血流を理想の状態に近づけることで十分な酸素や栄養成分を細胞に行き渡らせ、活性酸素を除去するともいわれています。
体脂肪の減少や血圧を下げる働きもあり、健康食品としても販売されています。最も新しい研究では、肌の抗加齢作用など美容面、飛行機に長時間乗った時におこるエコノミークラス症候群に良いのではないかという報告があります。このほか、黄斑変性、糖尿病が原因の眼病症状の予防など、数多くの報告がされている松樹皮エキス(パインバーク)は、今後の研究成果にも期待がもたれています。
サプリメントアドバイス・・・ルチン(西洋サンザシ)
そばに含まれていることで知られているルチンは、ビタミンPの一種です。
毛細血管の強化作用や膵機能の強化活性化の他に糖尿病予防効果や血圧降下作用があることが、確認されています。
血管収縮作用物質アンギオテンシンUの働きを弱める作用が、血圧の上昇を抑えると言われています。
サプリメントアドバイス・・・ビタミンE
ビタミンEの大きな特長は、"抗酸化作用"を持っているということです。不規則な生活や偏った食事は、活性型の酸素(活性酸素)を増やして体内の脂質を酸化させ、細胞をどんどん壊してしまいます。これでは健康や美容にとって望ましいことではありません。 そこで、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けてくれるビタミンEの"抗酸化作用"が役立つわけです。 しかし、脂溶性ビタミンであるビタミンEは、多くは大豆油やとうもろこし油、マーガリンなどの油や、脂肪の多いナッツ類などに溶けて存在しているので、たくさん摂ろうとすると余分な脂肪分まで摂取してしまいやすく高カロリーになりがちです。さらに、これらの植物油の摂り過ぎは、かえって細胞の酸化を招く恐れがあります。