スポーツエネルギー源不足とサプリメント・・・・サプリメントと病気
スポーツエネルギー源不足とサプリメント・・・・サプリメントと病気
十分なウォーミングアップと並行して、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、冬虫夏草エキスなどの栄養成分によるケアが必要です。 スポーツ中は、水を飲むな、と言われたのは、大昔の話です。今では、ハードなスポーツをする場合には、身体の手入れと途中の栄養補給が必要であることが理解されてきました。 スポーツは体にいいと一般的に言われていますが、それは適度に行われる場合に限ります。プロはもちろん、アマチュアでも競技大会に出る目的でハードな練習をするときには、身体にいいどころではなく、大量の活性酸素が体内に発生するので、適度にビタミンやミネラルなどの補給をしないと、身体をこわしてしまいます。 十分なウォーミングアップと並行して、疲労回復のビタミンであるB群や、スタミナを増強させる冬虫夏草エキス、カルシウム、マグネシウム、抗酸化成分などの栄養成分による特別なケアが必要です。
サプリメントアドバイス・・・ビタミン
ビタミンは体に必要な微量栄養素で、炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラルとともに5大栄養素のひとつ。
炭水化物、脂質、タンパク質の一部はエネルギー源として、また、タンパク質とミネラルの一部は構成物質として活用。ビタミンはそれぞれの栄養素の働きをスムーズにするための『潤滑油』であり、体内では生成されないので、毎日摂取することが必要。B群は栄養素の代謝に関わって不足すると、体に及ぼす影響も大きいため、単体としてより複合体としてのバランスを考えてとった方が良いとされています。
ビタミンはその性質から、油脂に溶けるもの脂溶性と水に溶けるもの水溶性の2タイプに分かれます。脂溶性ビタミン/ビタミンA・D・E・Kの4種。油とともに摂取すると効果的。特に体内でビタミンAに変わるカロチンは吸収力が大いに高まります。体内に蓄積が可能で、多少の摂りだめができ、残った分は数日中は利用ができます。大量摂取は過剰症の心配もありますので注意してください。水溶性ビタミン/ビタミンB群8種とC、あわせて9種類あります。調理の際は水に失われやすいので手早く扱うことが大切。
所要量より多く摂っても、不要な分は尿として排泄されます。したがって、毎日、適量を摂取することが必要です。
サプリメントアドバイス・・・冬虫夏草
冬虫夏草は、蛾科の昆虫に寄生したキノコの総称で、冬の間に土中で幼虫に寄生。幼虫の栄養分を吸い取って成長を続け、夏になると棒状のキノコとして地上に生え出てくることから、こんな名前がつけられました。非常に稀な自然現象ですが、冬虫夏草そのものは全世界で300〜350種類ほど存在します。最も効果があるといわれているのが、コウモリガの幼虫に寄生するコルデイセブス・シナンシス。チベットの標高3000m以上の高山にしか生育できず、収穫期は積雪が残る5〜7月。地上に出ているわずか3センチほどのものを見つけ採取します。熟練者でも1日に10グラム程度が限度といいます。このため現在でもコルデセブス・シナンシスは「幻の聖華」と呼ばれており、中国では海外輸出を厳しく制限しています。冬虫夏草の成分については未解明の部分が多いとはいえ、その効果効能には目を見張るものがあります。中国医学書「中薬現代研究と臨床応用」で発表された臨床実験結を見ると、悪性腫瘍では2カ月間の投与で93%に細胞の免疫機能が強化されたというデータがあります。もちろんこの他の病気にも高い効果を発揮していますが、冬虫夏草には細胞のエネルギー源として知られるATP分子を肝臓において30%程度増やすことが確認されており、多くの病気に対する有効性との関係が着目されます