肩こりとサプリメント・・・・サプリメントと病気
肩こりとサプリメント・・・・サプリメントと病気
パソコンの普及、仕事の煩雑化などにより、不快な肩こりを訴える人が増えています。肩こりを甘く見てはいけません。疲労感が抜けずにいると、いろいろな病気を引き起こします。
肩の筋肉がこる、痛む、痺れる・・・などの不快な症候群が肩こりです。ストレス、運動不足、寝違い、寒さなどが主な原因ですが、頭痛や虫歯などによっても誘発されます。慢性的な肩こりになると、常に疲労感が抜けず、意欲や食欲も失せて、あらゆる病気を呼びこむ結果になってしまいます。
悪い姿勢などで肩から首にかけての筋肉が緊張し、筋肉の中の血管が押しつぶされると血液の流れが悪くなります。このため筋肉が収縮するためのエネルギー源となる血液中の酸素とブドウ糖が完全燃焼されず、その燃えかすと乳酸などが筋肉内にたまり、痛みやこりを起こすのです。肩こりは症状名ですから、これらの原因となっている病気を探し出すことが大切です。
日本社会に特有の精神的な緊張やストレスが筋肉をこわばらせ、肩こりを蔓延させている状況もあるようです。そういう意味で、肩こりは“こころの凝り”の部分もあります。まずはストレスから心身を解放し、ムダな不安や緊張をほぐして、気分をリラックスさせていく工夫が必要です。
慢性的な肩こりを改善するのに高麗人参が最適といわれています。その理由は、体を温め血行を良くしたり、ホルモンのバランスを良くしたりするからです。
サプリメントアドバイス・・・高麗人参
朝鮮人参、御種子人参とも呼ばれる高麗人参は、古くから中国や韓国、そして日本において滋養強壮に優れた食品として珍重されてきました。中国では梁の陶弘景(452−536)という人が編纂した薬物書の古典「神農本章経」に早くもその名が現れ、漢の張仲景が著した『傷寒論』(196〜220年)にも、「113処方中21人に人参を配合処方した」という趣旨が記されています。
韓国にも、母親の病気を治すため岩山を上り高麗人参を採取したという1500年前の逸話が残されています。高麗人参に鶏肉、ナツメ、モチ米を使った参鶏湯(サムゲタン)が代表的な強壮料理であることは、広く知られるところです。日本でも奈良時代の739年に潮海国の使者により進上品として持ち込まれるなど、高麗人参の食効は早くから知られていましたが、とりわけ江戸中期の8代将軍吉宗の時代には、幕府の財政立て直し策として江戸城内で高麗人参の人口栽培研究が密かに行われ、その種子と技術を全国に配布、栽培を奨励しています。ちなみlこ、この経緯から高麗人参の別名を「御種子人参」と呼ぶようになりました。
残念ながら江戸幕府が全国に広めようとした高麗人参栽培の技術は、今では福島・長野・島根の3県のみに残されているに過ぎません。700年ほど前から栽培技術を確立し、量産化に成功している韓国とは対照的と言えるでしょう
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サプリメントアドバイス・・・ビタミンE
ビタミンEの大きな特長は、抗酸化作用を持っているということです。不規則な生活や偏った食事は、活性型の酸素(活性酸素)を増やして体内の脂質を酸化させ、細胞をどんどん壊してしまいます。これでは健康や美容にとって望ましいことではありません。
そこで、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けてくれるビタミンEの抗酸化作用が役立つわけです。
しかし、脂溶性ビタミンであるビタミンEは、多くは大豆油やとうもろこし油、マーガリンなどの油や、脂肪の多いナッツ類などに溶けて存在しているので、たくさん摂ろうとすると余分な脂肪分まで摂取してしまいやすく高カロリーになりがちです。さらに、これらの植物油の摂り過ぎは、かえって細胞の酸化を招く恐れがあります。小松菜やカボチャなどの緑黄色野菜にもビタミンEが含まれていますが、なかなか十分な量は満たせないもの。そこで、低カロリーのサプリメントも上手に利用して、効率良くビタミンEを摂りましょう。
サプリメントアドバイス・・・ビタミンB12
血液の主成分である赤血球は、鉄やタンパク質など様々な栄養素が活躍することでつくられています。その中でも、正常な赤血球の形成に大きな助けとなるのがビタミンB12。
ビタミンB12は、B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などのビタミンB群の仲間で、結晶がきれいな赤色を帯びていることから、「赤いビタミン」とも呼ばれています。赤血球の形成のほかにも、タンパク質の合成や神経のはたらきにも関わる大切な栄養素です。
ビタミンB12の最大の特徴は、動物や微生物の体内のみに含まれているということ。野菜や果物、大豆といえばビタミンが豊富なイメージがありますが、ビタミンB12はまったく含まれていないのです。これらの植物性食品ばかりに偏ってしまうと、ビタミンB12が摂れなくなってしまいがち。肉や魚、卵、牛乳などの動物性食品もバランス良く取り入れるとともに、不足しがちな場合はサプリメントも上手に利用して、きちんとビタミンB12を確保しましょう。